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仮称:ハマセンダンヒラタマルハキバガ

2022年07月14日

仮称:ハマセンダンヒラタマルハキバガ
確認食草:ハマセンダン
確認分布:国頭村与那
羽化標本の前翅長9mm、胸幅2mm。2009年3月29日幼虫採取。5月3日羽化。

  


Posted by tomigaga at 06:59Comments(0)

仮称:セリヒラタマルハキバガ

2022年06月22日

仮称:セリヒラタマルハキバガ
確認食草:セリ
確認分布:国頭村与那
同じ場所で、2004年、2009年、2012年に一度ずつ幼虫の発生に会いました。羽化標本の前翅長10mm、胸幅2mm。写真、最後の2枚は2008年6月4日投稿のボタンボウフウマルハキバガ(仮称)です。食草がセリ科であることと、幼虫頭部が黒色であることは共通していますが、前翅表中央付近の黒点、白点、そして基部1/10の灰色斑のすぐ外側の黒色帯において違いがみられますので、別種だと思います。

  


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クロスジチビナミシャク

2022年05月10日

クロスジチビナミシャク Glaucoclystis tominagai Yazaki,2014
確認食草:コミカンソウ
確認分布:西表島
西表島でコミカンソウの群落を調べたら、高頻度でこの幼虫が見つかるのでは、と思います。ババアシブトクチバ幼虫目的で、2013年11月と2017年9月に調べたら、2回ともこのナミシャク幼虫がいましたので。写真4枚目までが2013年、残りが2017年の成果です。幼虫の体表に黒点が現れるかどうかは、個体変異でしょう。


  


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ネボシツマキリヨトウ

2022年04月28日

ネボシツマキリヨトウ Callopistria guttulalis Hampson,1896
確認食草:オキナワクジャク(別名オキナワクジャクシダ) Adiantum flabellulatum (イノモトソウ科ホウライシダ属)
確認分布:石垣島屋良部岳
屋良部岳の中で、舗装三叉路を行き止まり方向に少し進むと、右手は登り、左手は下り、の細道が舗装道を横切るようにあり、登りの方に歩くと食草群落があります。ツマキリヨトウ亜科の中で、終齢以前に体表に模様がある種は少数派です。たいがいは亜終齢まで緑一色、終齢で初めて模様が出ます。



  


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ミナミウコンノメイガ

2022年03月07日

ミナミウコンノメイガ Patania sabinusalis (Walker, 1859)
食草:ノカラムシ,ハドノキ,ヤナギイチゴ,ヌノマオ
分布:沖縄島南部でも,ノカラムシ巻き巣が普通にみられます。
アカタテハの発生はみられず,本種の巻き巣がありましたので,本種初齢幼虫によるかじり痕と思われます。葉の表裏を行き来する孔を期待しましたが,はっきり孔だとは言えないようです。頭部にまで黒線が発達するかどうかは,個体変異なのでしょう。


  


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アトシロオビフタオ

2022年01月26日

アトシロオビフタオ Europlema desistaria (Walker,1861)
食草:ルゾンハマクサギ
確認分布:石垣島米原
幼虫の気門上に白点が並ぶようにみえますが、肉眼で見た時、そのようなものはなかったように思いますので、ストロボ光の反射でしょうか。同属のオキナワフタオ、クロテンシロフタオの食草もハマクサギ類で、幼虫も皆同じに見え、区別はつきません。成虫の2枚目はオキナワフタオで、前翅後縁がシロオビになるタイプですが、1枚目の本種では(クロテンシロフタオで黒点があるあたりに)橙色の帯が見えます。
  


Posted by tomigaga at 20:04Comments(0)

チビウスバホソシャク

2021年02月11日

チビウスバホソシャク Derambila fragilis (Butler,1880)
食草:ハマゴウ
確認分布:西表島南風見田浜,石垣島平野
終齢幼虫の食痕も,全層にはなりません。羽化個体2枚の上は12月羽化,下は2月羽化。下の個体では,横脈点が見えません。

  


Posted by tomigaga at 15:40Comments(0)

アカガネヒメハマキ

2021年01月11日

アカガネヒメハマキ Pseudohedya rubellana Nasu,2012
確認食草:トキワガキ
確認分布:国頭村,宜野座村 
葉と葉を重ねる巣です。食餌実験では,リュウキュウコクタンを良く食べ,リュウキュウガキは食べませんでした。以上3種の植物は全てDiospyrosです。インドキシタクチバはリュウキュウガキを食べず,ヒロオビキシタクチバはリュウキュウコクタンを食べないことも考えると,蛾の世界では,リュウキュウガキは,not Diospyros です。
  


Posted by tomigaga at 08:49Comments(0)

ヤクシマカバナミシャク

2020年12月06日

Eupithecia yakushimensis Inoue,1980 ヤクシマカバナミシャク
食草:ヘツカリンドウ
確認分布:恩納村
幼虫は、老熟するまで、実の中にいます。年1回のヘツカリンドウ実に合わせるための年1化で、1年のほとんどを蛹で過ごします。

  


Posted by tomigaga at 10:23Comments(0)

マルバコブガ

2020年11月03日

マルバコブガ Nola thyrophora (Hampson,1914)
食草:アワダン(ミカン科)
標準図鑑による分布は,石垣島,西表島,台湾,とのこと。石垣島で幼虫がついていたアワダンは,生え始めのせいか,葉の縁がわずかに鋸歯状でした。

  


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ホソバチビナミシャク その2

2020年09月06日

ホソバチビナミシャク Spiralisigna subpumilata (Inoue,1972)
食草:種々の花
周年発生のようですが、数は少ないです。しかし、春は、沖縄島中北部で、イタジイ雄花序、ハクサンボク花に、ケブカチビナミシャク、アマミアオナミシャク、クロシオカバナミシャク、と混じって発生します。真ん中の写真はオオムラサキシキブです。
  


Posted by tomigaga at 18:27Comments(0)

ケブカチビナミシャク その2

2020年08月02日

ケブカチビナミシャク Gymnoscelis esakii Inoue,1955
食草:種々の花
周年発生ですが、春は、沖縄島中北部で、イタジイ雄花序、ハクサンボク花に、アマミアオナミシャク、クロシオカバナミシャク、ホソバチビナミシャクと混じって多発生します。ここにお示しする幼虫は全てケブカです。

  


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アマミアオナミシャク

2020年07月12日

アマミアオナミシャク Chloroclystis neoconversa Inoue,1971
食草:イタジイの花、ハクサンボクの花
確認分布:金武町、東村
私は、春にしか幼虫を見たことがありません。沖縄島では、中北部に広く分布し、様々な樹木の花を食べていると想像します。6頭の幼虫達は、すべて羽化したものですが、雌も混じっています。雌の外見が区別できないクロスジアオナミシャクは沖縄に分布していないので、幼虫達は本種だと思います。



  


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クロウスムラサキノメイガ

2020年05月06日

クロウスムラサキノメイガ Agrotera posticalis Wileman,1911
確認食草:アマミアラカシ
確認分布:宜野座村
観察しやすい環境にアマミアラカシが立っている所としては,漢那湖畔公園しか知りません。幼虫は,硬葉合わせの巣を造ります。

  


Posted by tomigaga at 11:02Comments(0)

ハネナガハマキホソガ その2

2020年03月15日

ハネナガハマキホソガ Caloptilia protiella (von Deventer,1904)
確認食草:ハゼノキ
確認分布:沖縄島,久米島,石垣島,西表島
私の住む町内でもみられる普通種です。2006年7月22日に,ハゼノキハマキホソガという名で当ブログに載せていただきました時には,和名がまだでした。最初のブログを編集しようかと思いましたが,読むと,昔のことはそれなりに記録として残してもよいのでは,と思いました。
  


Posted by tomigaga at 18:46Comments(0)

ワタリンガ

2020年02月09日

ワタリンガ Earias cupreoviridis (Walker,1862) (コブガ科)
確認食草:ホソバキンゴジカ(アオイ科)
確認分布:八重瀬町
現場では,新葉を食べていました。2枚目の写真で,終齢幼虫が乗っているのは,蕾です。海外の文献によると,オクラ(どこの部位かまでは書いてありません。)にもつくそうです。オクラの実に潜るクサオビリンガの写真3枚を,鑑別のため,付け加えました。

  


Posted by tomigaga at 10:39Comments(0)

カンナヒメハマキ

2020年01月02日

カンナヒメハマキ Asymmetrarcha xenopa Diakonoff,1973
食草:ギーマ(ツツジ科)
確認分布:宜野座村漢那
成虫前翅表のオパール色の紋が特徴です。この発生木には,シャシャンボツバメスガ(2011年3月9日ブログ)も発生していました。ギーマは,ブルーベリーと同属ですので沖縄の野生動物,特にイノシシには人気の実ではないでしょうか。この発生木は,湿地の縁でぬっと垂直に突き出た丘の上に生えていますので,イノシシも登れないのでは,と想像いたします。雄交尾器が左右非対称のため,本属が創設されたようです。  


Posted by tomigaga at 09:45Comments(0)

ミドリオオハマキモドキ

2019年12月08日

ミドリオオハマキモドキ Saptha beryllitis (Meyrick,1910)
食草:ガジュマル
確認分布:石垣島


  


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ミナミツマキリヨトウ

2019年11月20日

ミナミツマキリヨトウ Callopistria nobilior Eda,2000
確認食草:ハチジョウカグマ(シシガシラ科コモチシダ属),カツモウイノデ(オシダ科カツモウイノデ属)
確認分布:沖縄市胡屋,今帰仁村玉城林道,八重瀬町
台湾の文献では,台北市松山区で写された本種幼虫の写真があります。胡屋,八重瀬町といい,住宅地のようなところでも発生できるようです。










  


Posted by tomigaga at 20:46Comments(0)

クロチビキバガ

2019年10月02日

クロチビキバガ Aproaerema anthyllidella (Hübner,1813)
確認食草:ハギカズラ
確認分布:糸満市喜屋武
ハギカズラの3小葉は,表面無毛,裏面軟毛。葉の縁は少し外側に曲がり込む,とのこと。この条件で,内側を食べる巣を造るなら,1枚目写真の巣になるのではないでしょうか。ところが,ハギカズラで巣を造っていたコフサキバガは,葉を2枚,無頓着に合わせただけでした。幼虫の大きさの違いから,ではないでしょうか。クロチビキバガ幼虫は,それなりのスペースを必要とするからだと思います。
  


Posted by tomigaga at 06:44Comments(0)