沖縄産蛾類幼虫の図説と食草

  

ツトガ Ancylolomia japonica Zeller (ツトガ科)
食草：オオマツバシバ
確認分布：恩納村
人から幼虫をいただきました。羽化できませんでしたが，同定は「日本の鱗翅類」によりました。いろいろなシバをたべるそうなので，餌は手近なところのシバを使いました。刺激で，頭胸部を持ち上げる威嚇のポーズをとりました。しかし，考えてみると，食草で作られたチューブの中にずっといるはずですから，ポーズをとる機会など，ないはずですが・・。  

ウスグロクチバ　Avitta puncta Wileman，1911　（ヤガ科）
食草：ヤブニッケイ（クスノキ科）
確認分布：宜野座村漢那
現場のヤブニッケイは，幼虫を得た3ー4月にドーンと若葉を出した後は，ずーっと硬い葉のままです。ということは，本種は年１化でしょうか。5月羽化。展翅に失敗しました。